これは情報としてではなく思い出話として書くので半分ホラ話と思ってお読みください。
ひと昔もふた昔も前の、私のとぼしい海外旅行経験によりますと
日本以外の国では、ふつう一般の本屋さんにマンガは並んでおらず
というか日本に比べるとはるかに出版されているマンガ本の種類・数が少ないので目立たないだけでちょろっと置いてあったのかもしれませんが
韓国ではマンガは「コミック屋さん」のような、一般の本屋さんとは別の専門のお店に売られているものでありました。
(あと、EROHONのたぐいにつきましては、主にヨーロッパの国々での限られた旅行体験からの印象ですので、事実誤認あるかもしれませんが、ふつうの本屋さん、子どもが出入りするような場所には、そういうものはおいませんでした。陽のあたる場所にはそのようなものは陳列されていなくて、そのようなものはまるで日光にあたれば煙となって消えてしまうものであるかのように、裏通りや町はずれのERO専門店的の小屋みたいなところにのみ、並んでいるもの、という扱いのように見受けられました)
少なくとも私の滞在していた2003年ごろの韓国では
日本のマンガがいっぱいいっぱい翻訳されて刊行されてはいましたが
キョボ文庫とかの大きな本屋さんに行って探してもマンガはどこにあるのかわからなくて
マンガを買いに行くにはコミック屋さんみたいな町はずれの別のお店に行って買うのでした。
そのころテグの市内のカフェで日本語&韓国語スタディをしていた相方の
日光に弱くて外出するときはいつもサングラスをかけているミナちゃん(パク・ミナ)が、やまざき貴子さんの『っポイ! 』の韓国版の新刊が出るやいなや、鼻息荒くコミック屋さんに買いにでかけるときに一緒について行ってわたくしは『ケチャ家族』を買ったような記憶があります。
さて全世界で韓国ほど日本のマンガを翻訳して愛読している国はほかにないのではないでしょうか?
そんなわけで、韓国語の学習者さんたちは、日本のマンガの対訳を、よりどりみどりで読みながら勉強ができるという、他の外国語学習者さんたちにはなかなかできない
「楽しくたくさん読んで慣れる」ことが、マンガのおかげでぐんとやりやすいのであります。
現在、マンガがお好きな方はもちろん
今は読まなくなったけれど、むかし一度でも漫画が好きだったという方も
勉強と一石二鳥で再びまんがの魅力に接することのできる絶好の機会です。
噂にだけ聞く人気マンガをまだ読んだことがない、という人は
たとえば「ワンピース」とかを1巻だけでも
韓国語で読んでみませんか?

ドラえもんプラス。コミックス未収録の作品を集めたドラえもんの韓国版。
むかしのドラえもんはかわいい。
「日本語では読んでないけど、韓国語で読んだ」
これがカッコイイのかよくわかりませんがこんなカッコつけをして「へんなやつだな」と周りの人にいわせるのも乙なものではないでしょうか?
楽しみをふやしながら、続けてゆけるとしたら、とてもよいことではないでしょうか。
マンガの対訳がいっぱいある、こんなアドバンテージを利用しない手はないでしょう。
マンガを読むことを、今日から、語学のトレーニングに取り入れてみてはいかがでしょうか。
読みたいマンガがあるけど韓国版が見つからない人、、
調査します。絶版のものは、古本から探してみます。お気軽にお問い合わせください。