2003年
毎夜、22時から24時の間に
韓国の空には
『音楽都市』が出現し
そこにたくさんの人が集い、憩うておりました。
ラジオ『イ・ソラのFM音楽都市』では
火曜日に新たに悩み相談のコーナーがはじまり
週に一度、まだ有名でなかったキム・ジェドンが登場し
リスナーからのあれやこれやのお悩み相談に
奇想天外、大爆笑、そしてちょっと感動の回答を繰り広げておりました。
キム・ジェドンは独特の太いようなかすれたような声で
ほらを吹き、毒を吐き、人をおちょくり
自分のおもしろい容姿をいじり、次々と笑いを生み出し、豆知識を披露し
そして、きれいなことを言いました。
「いい話」をしました。
情感あふれる語調で、気持ちを込めて話しました。
「笑い」と「きれいごと」を同居させた話術師。
キムジェドンがあれだけ縦横無尽にしゃべってみせてくれたおかげで
「韓国語独学留学中」の私はいっしょうけんめい聞きました。
一語でも多く聞きとりたいとラジオにかじりつくようにして聞きました。
そして一緒に笑いました。一緒にしんみりしました。
すこし幸せな気持ちになりました。
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キム・ジェドン語録から
독일의 속담에 이런 것이 있습니다
금이 아름답다는 것을 알게되면
별이 아름답다는 것을 잊어버린다
여러분은 아직 금의 아름다움보다는
별의 아름다움을 즐기실 나이라고 생각합니다
오늘의 젊음 영원히 간직하시기 바랍니다
ドイツのことわざにこんなものがあります。
金が美しいということを知るようになれば
星が美しいということを忘れてしまう。
みなさんはまだ金の美しさよりは
星の美しさを楽しまれる年齢だと思います。
今日の若さを永遠に大切になさいますように。
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エッセイが10/25に発売になるそうです。
韓国語のエッセイ 『そんなときあるでしょう?』 著:キム・ジェドン
キム・ジェドンのひとこと
だれかの痛みに深く共感すること。私は、それが人生の品格だと考えます。
私がとても苦しいとき、だれかは私のそばにいてくれる、という信頼。
ほんとうに、それこそが、世の中を生きるに値するものにしているのではないでしょうか?
この本を通して、そんなちいさな希望みたいなものが生まれればいいなと思います。
それが、私がこの本を書いた理由です。