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七十二粒目『となりの異国と』

「うわあ」な気分や。

「あなたいまどんな気分ですか?」
ってきかれたら、
うわあな気分や。

あす、福岡空港から飛行機に乗る予定なんやー。
ふしぎやなー。
テグに行くのは、20年ぶりぐらいになるのかなー。

うわあな気分になるのは
今回、ワタクシが、

テグに行って
ワイがどう感じるのか


の答えが、イヤでも、わかるからなんやー。

ワイって、ほら、
「となりの異国となかよくしていくあなたと共に歩むショップ」
というコンセプトを掲げて、本やさんを運営している人ですやんか。
「人」なんかな。正確を期して言えば、サルが退化したようなもんですけれど。

それで、
「ワイ、こんなしごとをしていますよ」
って、いうと、
「ほう。じゃあ、韓国には、行ったり、来たり、してるんでしょうねえ?」
って、何回となく、きかれてきましたわー。
そのときかならず、

「いいえ!まったく行きませんねい!」

って答えてまいりました。
そのことに、あんまり何にも感じてなかったのよなー。

韓国に行かんでも、ほとんどのものはインターネットで買えるし、
ワイ、韓国側にパートナー会社がいてくれたおかげで
韓国の物流拠点をおねがいできて、商品の仕入れができたからなー。
韓国にわざわざ自分たちで事務所を構えるとか、とてもじゃないけど、お金的にも、手間的にも、大それたことで、選択肢にはなかったんや。考えの外やった。

ほんでも、最近になって、いろんな出来事が起こってやなー。
人を行動に向かわせるものが、結局はことばであるとしたら、
この出来事を、神さまが起こしたものと仮定して、
それを神さまの言語に置き換えたなら

「にゃんたよー、にゃんたやー。となりの異国に、自前で拠点をつくったらどうや?『となりの異国となかよくしてゆく』とうたいながら、となりの国に行かないし、となりの国の人と会いもしないというのは、「にせもの」やんか。ちがいますか?エセやんか。先のことは、どうなるかわからないけれど、にゃんたよ、となりの国に行って、あなたのトモダチを大事にして、人付き合いを広げていったらどうですか?いまのこの状態が、にゃんたのしようとしていたことですか?これがゴールだったのですか?今悩んでいたり、困っていたりするとしたら、その問題の根本は、そこにあるんじゃないんかなー。なにを失ってでも、となりの異国となかよくしてゆく、ということを、いまこそ、ちゃんと追いかけてみたらどうなんかなー?」

そんなことを言われているように思われることが、立て続けに起きてるんやな。

それで、
「ほな、ワイの第2の故郷と自称している、テグに、とりあえずいってみまひょか」
ってなって、行動に移そうとしているのが、今、まさに今なんや。

そしてあす、テグに降り立って、にゃんたは、どう感じるのか。

「事務所設立なんて、とても無理やったんや~、うわああああん」

となって、自己嫌悪のなか、帰ってくる確率も、かなりあるよなあ。
イエイ♪

そのこたえが、あしたでる。
うわああな気分や。

それで、ここ数日、
「韓国語に耳をならしとこ」
と思って
久しぶりに、YOUTUBEで、韓国の動画を見てたんや。
そしたら、ワイ、2003年に、韓国にくらしながら思っていたこと、
思い出したんや。

それは、ワイが感じたことで、
「韓国社会のよさ」のぶぶんで、
それは、日本社会よりも色濃く、
「きれいごと」のことばが生きてるよなーって。

こう感じるのは、ワイが、YOUTUBEを見るときの
日本語のコンテンツと
韓国語のコンテンツとの
見ているジャンルがそもそも違うということもあるかもしれない。

でも、韓国のYOUTUBE動画を見ていると、
「はあ、ええこというなあ。。。」
と、なんていうんですか、精神が上がるような、
かんたんな言葉でいえば、
「感動しちゃう」
というか、つまり、文の力、ロゴスの力、が、
韓国では日本より大事にされてるな―って感じちゃうねんなー。

韓国にくらしていたときに、ワイが日本人ということで、
「日本は先進国で、日本から学ぶところがいっぱいあって、
われわれも学ぶところは学ばないと~」
っていう人が何人かいたけど、
ワイのほうでは、韓国社会に、「文の力」というか、
「心がきれいになるようなことばを衒いなく使う」
というか、まっすぐに「情」があるというか、
文学が大事にされているというか、
その部分を感じていて、
われわれの社会も、そういうのは学ぶべきところがあるよなー
って思っていたな―。

特にワイなんか文学部の人間やさかいに
ひとの幸せにたいせつなのはけっきょくのところ
物質的なもんでは満たされない、「こころ」のほうやでー
っていうことに確信を持って
青春を過ごしてきた人種であるからやなー
韓国の、なんか、「よいかんがえ」を大事にする感じ
たとえば詩人が日本社会よりも圧倒的に支持されているような感じ、
その感じは新鮮だったし、いいなーと思うし、学ぶべきところと思うんやなー。

ま、ワイの視点が、偏った部分だけを見ているからっていうのはもちろんあるんやろうと思うけど。
また、もろ手を挙げて「長所や」っていえるものでもないのかもしれないけれど。
でもたしかにあるのよね。文学をたいせつにしてる感じ。
で、それは、ワイ、好きなのよね。

というわけで、明日の夜、テグに降り立って、
ワイ、どう感じるんやろな―。
「テグ、好きや―」って、感じるのかな。
「やっぱむり。テグ、さよなら」って感じるのかな。
うわあな気分やー。

さ、準備しよ。

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2 件のコメント

  • そろそろ着いたころでしょうか。

    どう思うかはあなたしだい!

    でも、とにかく、久しぶりの韓国楽しんで!話はそれから👍🏻

    韓国の文学というか、言葉選びというか、惜しみなく言葉を使う感じ、私もなんとなく分かります!

    韓国ドラマには本がよく出てくるし、それは大人の事情もあるんだろうけど、それでも本をドラマで紹介するのって素敵だなと思います!

  • わかるよ、その感じ。言葉、文のもつ力がまっすぐ心に届く感じ。

    韓国語もわからないし、住んだこともないけれど、ドラマやドラマに出てくる歌とか観たり聴いたりしてるとね、それが伝わってくる。

    どんな旅になっても、何かしら得ることがいっぱいあると思うので焦らず、、、、。

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