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百四十一粒目『ダメでなおよし~事実と評価の分離』

「イヤな気持ちになることをなくす」
とうのが長年のテーマやねん。

まずはワイが。
そして世界じゅうの人々が。

そのためには、どういうアプローチがあるのか。
そのヒントを求めつづけているワイ。
きょうはひとつヒントを得ました。
だからメモします。

これは、韓国の 지식인초대석 (知識人招待席)とかいう企画のYOUTUBEで、どっかの学者だか作家さんがいうとったことです。

悩みや、イヤな気分になることの多くの原因は、結局、

「思い通りに行かなかった」

ということであるのだが、
そないゆうたかて、この世は、思い通りに行かないことが通常である。

というわけで、
このような心構えでいきましょう。

思い通りに行った。⇒よし!
思い通りに行かなかった。⇒なおよし!


たいていのワイらは、

思い通りに行った。⇒よし!
思い通りに行かなかった。⇒だめだ!

とおもうんや。
それで、いやな気持になるんやけども、

ここで、
事実と、評価を分ける
という技を使うのや。

ワイらの頭にプログラムされているのは

(事実)思い通りに行かなかった。⇒(評価)だめだ!

と、一直線に、同時に、自動的に事実と評価がつながるのだけれど、
そこに切れ目を入れるんや。

(事実)思い通りに行かなかった。/ /(評価)???

たとえば、学校のテストでよい点を取る子、10組の松本さんなんかは、こういうことをしていたという。
・テストで間違える。
・間違えた問題は弱点である。
・その問題をチェックして、できるようにして、次は同じような問題が出ても、正解できるようにする。
・その結果、弱点が一つ克服される。
・その繰り返しで、松本さんはどんどんかんぺきに近づいていく。

すなわち、間違えることは、弱点を発見できる、素晴らしいチャンスである。

Problem is Solution.

そう、これを生活全般に、人生全般にあてはめていけばええのやんけー!

っていう考えや―。

思い通りに行かなかった。
イヤなことが起こった。

ここでいったん、ストップや。
イヤな気持になったのはサインや!
まずは、事実だけをみましょう。

この事実でイヤな気持になるのは、ワイに目的や理想があるからや。
その目的や理想が実現していないわけや。
その原因はなんや。
これはチャンスや!
次から同じ場面でイヤな気持ちにならないように、考えて対策すればええねんっ!

という方法を身につけた。

たとえば、今日、さっき、郵便局に、郵便物を、ふた箱、もっていった。
大口持ち込みのために、ゆうびん局の裏に車で運んで、
車から荷物をえっほ、えっほ、と運んで、
ピンポン、呼び鈴を鳴らした。

しかし、だれも出てこない。

ここでワイは自動的にイヤな気持になるわけや。

「なんやー。もともと、郵便局さんのほうから、集荷が面倒だから、持ち込みにしてくださいって、お願いしてきたんじゃないですかー。それなら、ピンポン押したら早く出てきてくれませんかねえ。どれだけ待たせるんでしょうかねえ。本当に、これは無駄な待ち時間ですね」

そこではっと気がついた。

ワイ、イヤな気持になってるやんけ!

こ、これは、「チャンス」ということやったで!?

次から同じ状況でイヤな気持にならない対策を考えればよいのやんけ!


それで考えた。
次からどういう対策ができるんや?
郵便局の人も、時間によっては、忙しくて、すぐに出てこれないときもあるだろう。
それを何とかできるか?
「すぐに出てきてください」と頼むか?
「何時ごろならすぐに出てきてくれますか?」って聞くか?
いや、どっちも、郵便局さん任せやな。
確実ではない。
どうしても、ここで待たされる時が、今後もあるやろ。
待たされても大丈夫なようにする方法は?
ここでスクワットするか?ちょっといややな。
そうか、ここにスマホを持ってくればええんや。
いつもはスマホは車のなかで充電しているけれど、
それ持ってきて、こここで、スマホで韓国語聴いたり、
ラインの返事したり、すればええやんか!
ここで待たされる時間があっても、有効活用できるやんか!
か、かいけつした!
せいちょうした!
ワイの生活からイヤな気分になることを一つ減らした!

どうですか。
このようなことを繰り返していけば、どんどんいやな気分になることが減っていくでしょう。

どんどん、さいきょうになれるのではないでしょうか。

そして、いまのイヤなことがなくなれば、
つぎはまたステージが上がって、あらたなてきが、さらに新たなイヤな気分になることが、襲ってくるでしょう。

それでも!
同じように、対策してゆけばよいのであります。

そして、どんどん、われわれのステージが上がってゆくのではないでしょうか?

そんなわけで、みなさんも、
イヤな気持になったら、まずは事実とイヤな気持を切り離して、「自分が何を期待しているからいやな気持になるのか」考えて、それに対策して、クリアしていきましょう。

おたがい、頑張りましょう。

この世の中から、イヤな気持ちになるできごとを、駆逐してゆきましょう。




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