あのな、ワイってほら、「井の中の蛙」の代表的な模型みたいなもんやんか。
知ったかぶりしてるけど、なんも知らんやんか。
これからテグに会社をつくろうとしているんやけど
今テグで暮らしている日本人って、ワイの感覚からしたら、人数、いっぱい、いっぱいおるやろ?
そのひとたちって、きっと、テグを愛しているよな?
ようわからんけど、否応なしに大邱に住むようになったって人もおると思うけど、
故郷を離れて、異国の地で暮らしてるって、
やっぱり、そこに愛があるんやろなって思うのよね。
ワイは行動半径も狭いし、2003年に大邱におった時は、
ほとんど日本人に会わなかった。
大邱百貨店の地下でタコ焼きうってる安田のおじさんとちょっとおしゃべりしたぐらいのもんや。
その大邱百貨店も今はつぶれてしまって、市内の中心地なのにハコを利用する人もまだいないらしくて、幽霊ビルディングと化しておった。万物は流転するようだ。
だから、井の中の蛙の思考法で、「ワイがいちばん大邱を愛している日本人や」ぐらいに思っているけど、全然そんなことないんやろなあ。
これから、大邱に会社をつくって、大邱でも暮らすようになったら、大邱を愛して大邱で暮らしている日本人たちと、少しは交流してみたいなと思う。
そして、そこに住んでいる人たちと一緒に、暮らしてみたいなと思う。
その土地を愛して、その町を愛して、そこの人々とともに暮らすなら、国籍は関係なく、その町の市民といえるであろう。
住むこと、暮らすこと、が先で、その土台があって、その土台の上に、仕事なり、会社がある、という順番ではないだろうか。
その土地にとりわけ思い入れもないのに、仕事のためにそこに住所をつくってビザとりました、っていうのはあかんやろ。その場所が好きやから、そこに住んで、そこに拠点を構えるんや。
明日から、今期3度目のテグに飛行機のお世話になっていってきます。
今回は、会社をつくるための書類をお役所に提出するよ。
20年ぶりに、まゆ先輩とお話しできるかもしれません。
ゆるやかな浦島太郎状態での再会になります。
■今日の庭掃除
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After






