山口さんは、ミャーを見るとバターがとけたみたいな顔になって 「ミャーや、おいで―」 と、ねこなで声でミャーを呼びミャーはゆったり歩いてきて山口さんにからだをよせて山口さんはミャーのあたまをなでなでしてのどをなでなでしてミ...
「ひとのこころが読めたらいいな」 と思ったことある人、手をあげて。 「できた、できた。にゃんたさん、見てくれや」 と発明家の山口さんに呼びつけられて家に行ってみたら 「どれだけときめいているかを見れる眼鏡」 を発明したと...
小さなとんかつ屋があって、みんな、うまい、うまい、いうて、まいにち行列ができるぐらい、はやっていたんや。 たぶん店主がええ腕してたんやな。 料理は「素材6割、技術2割、愛情2割」というらしいけど、とくに2割の部門では金メ...
やまもとさんはいつもにこにこしているのであった。 やまもとさんは「感謝、感謝」といって日々を過ごしているのであった。 やまもとさんは高校を卒業するとお花屋さんではたらいて「感謝、感謝」とにこにこしてすごしていた。 やまも...
高校の同級生につるちゃんていう子がおったんじゃ。べつになまえに「つる」がついているわけではなくてなんでつるちゃんといわれてたのかわからんのやが。あんまり目立たんひとですらりとした子やったんやけど走るのがめっぽう早くて帰宅...
ものっすごい、こわい顔の男がおったんや。そいつが顔を出すだけで場がピリつくんや。たかはしくんっていうんやけどな。も、4歳までの子どもなら、たかはしくんをみたら泣きださない子はおらんのやな。ほんでたかはしくんはケンカをした...
「わりゃこのくそボケのどカスが!貴様なんかしんでまえ!ぶちころすぞタコが!」 とケメコはハンドルをにぎった両手に力を込めてさけび散らかした。 モカブラウンのスズキラパンの運転席にケメコは一人であったが、後ろからものすごい...
ポメ子は永遠の乙女で職場の同期のたかはしくんがでっかい白いバラの花束をもってきてプロポーズされて結婚して二人の女の子をさずかってある日こどもたちをつれて水族館にでかけてその帰り道に屋台があって今川焼きを売っていて「あれた...
一匹目のねこは白ねこ二匹目のねこは黒ねこ三匹目のねこはトラねこである。 さて、 一匹目のねこが 「このよのなかは、『勝ち組』と『負け組』にわかれているそうだ。 『勝ち組』に入ればどんどん『勝ち組』になってゆき 『負け組』...
「あんた、ちょっと聞いてくれるかね。いままで、だれにも話したことがない話なんじゃが。」 と病院のベッドでばあさんがいった。ばあさんは俳句を詠むひとであったが、子どもがなかった。 ワイは、ばあさんの姉妹の孫、続柄でいえば大...









